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センター試験と私立文系の相性

 これは、極標準的な生徒への一般論として捉えて頂きたい内容です。センター試験で満足のいく点数を取ることは、宝くじで1等<190点代>から3等<170点代>を取るようなものです。特に、数学を捨てた私立文系の“地頭の受験生”には、高得点はゲットできないように作られているのです。国公立志望でない生徒は「ふん!問題外だわ!振ってやる」と呟く恋人のように、意地悪い性格の問題なのです。そんな“性格の悪い恋人”はさっさと忘れて、本命の恋人{早慶上智}の意中を射止める戦略を考えることです。さっさと諦め、気持ちを立て直すことです。厳しいことを言いますが、私立文系の分際で‘本命の恋人’{早慶上智}と‘こっちでもいかな的恋人’{センター試験}とを二股かける、都合のいい、高1から高3にかけて数学という友人と破局、また絶交した生徒は、数学と仲の良いセンター試験に袖にされる傾向が高いものなのです。
 
 以上の文言は、センター試験で、「やっちゃいました!」「しくじってしまいました!」「失敗してしまいました!」と試験直後に私の教え子(英国社の私立文系)からメールをしてきた生徒たちに、辛辣ではありますが、現実に目覚める意味でも、また、敗者復活戦への気持ちの立て直しという意味でも、自身の足元を見つめよという意味でも、「勝って兜の緒を締めよ」ならぬ「負けて兜の緒を締め直せ」といった意図で、書いた文章(もの)です。
 では、標準的な受験生では、一筋ならではいかないセンター試験というものの本性を次回のコラムで述べてみたいと思います。(つづく)

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